紅葉の大江山散策

 勤労感謝の連休を利用して家内を誘い、久しぶりに大江山を散策した。綾部の文化財を守る会の秋の研修旅行の時に知らない間にひいた風邪が、まだすっきりしない中での山歩きになった。行く目標として綾部市の進めている「水源の里」、奧上林大唐地源流の胡麻峠を上がり三国岳に、家内はまだ登っていないのでどうかと奨めたが、私の風邪引きのこともあり、先般舞鶴市在住のふじもと様が行かれた大江山に行くこととなった。丹波霧が濃く渦巻き、視界が霞んでいる中で家を出る。当地方では丹波霧の朝は一日中天気が良い前兆である。大江山鬼稲荷神社登山口に登る道路の途中から、大江山連山の鳩ケ峰鍋塚間の稜線下にある峰越に車を向けた。すでに駐車場には車が一台だけ止まっていた        
 大江山鉱山口に着いたときには丹波霧も晴れ、山腹には明るく日が当たっていた。大江山稜線を鍋塚に向かう。足下は湿気て水溜まりには氷が張っている。泥の山道を滑らないように登る 太陽は逆光で向かいの山は暗く、その彼方を雲海が這っていた。退いていく雲海に間に合った。大江山からの雲海  
      鍋塚(763m)の山頂
笹の生えたなだらかな丘である。快晴の秋空の元、360度の展望が素晴らしい。登ってきた稜線の方角には、鳩ケ峰(746m)に続く千丈ケ嶽(833m)が見える。稜線の反対側延長には、大江山スキ-場が見える。足下には加悦の町並みが広がる   
 
鍋塚(763m)までは、約1.1Kmの距離。樹林のない丸い頂上が見える 登ってきた方を振り返ると、大江山最高峰の千丈ケ嶽(833m)と手前の鳩ケ峰(746m)が見える   来た道を引き返し、駐車場の上の尾根を通り抜け、鳩ケ峰(746m)を目指す。距離は約1km  
         
稜線からの展望   鳩ケ峰(746m)山頂
登山者で一杯だった  
展望
青葉山弥仙山も見える。千丈ケ嶽(833m)から続く赤石岳(736m)も目の前だ  
眼下に福知山市雲原から大江山、赤石岳(736m)~江笠山(727.8m)間のトンネルを抜けて加悦に至る与謝陸橋のル-プが見える   この秋に行った「ちりめん街道一帯」少し手前に「加悦SL広場や工芸の里」の町並みが見渡せる
         
峰越しに戻ってくると、駐車場から大部隊の登山者が列をなして鳩ケ峰に向かい登って行った   駐車場にはバイオトイレが設けられている。今年「天橋立と大江山一帯」が国定公園に指定された環境対策と思える。どういう訳かトイレの中側から鍵がかかり使えないと云っていた   鉱山口におりて鬼博物館でトイレを借りる。女子大生だろうか大人数の一行が近くの合宿所に向かっていた