2007 平和への大合唱 故郷より大空へ

     飛ばす予定の市民から寄せられた「平和への想い(メッセ−ジ)」をつけた風船が準備されている.。
 平和公園の「平和の鐘」建造物の梁を利用したもので見栄えは良かったが、風が吹くと風船の水素の浮力が減じ、この枠から脱落、脱出して大空に順次旅立ってしまう曲者。式典の間中、ひどいトラブルを起こしていた  
 
終戦記念日の今日、藤山(寺山)山頂の平和公園で、7時から開催の「あやべ市民平和祈願の集い」に、登山口を登行中の綾部ガ−ルスカウトの一行   山頂の会場に着いたガ−ルスカウトの一行   大勢の市民が参加している。
ガ−ルスカウトの一行も国旗掲揚柱の片側に整列  
         
国旗掲揚に集まった「あやべボ−イスカウト」の団員   7時に今村司会者により「市民平和祈願の集い」が始まった
世界連邦協議会綾部支部、綾部市市民憲章推進協議会、(社)綾部青年会議所、綾部市市議会、綾部市の5団体が主催  
ボ−イスカウトガ−ルスカウトの手により、国歌斉唱の中、世界連邦旗日本国旗綾部市市旗が揚げられた   綾部混声合唱団による綾部市歌の合唱   
 綾部市歌♪
1)緑濃き山脈(やまなみ)遠く
 静かなる文教(ぶんきょう)のさと
 清らけき由良の流れの
 ささめきは世界とかよう
 平和えの切なる願い
 運命(さだめ)負う人の命に
 法(のり)の燈(ひ)の輝きそひて
 つつましき祈り豊(ゆた)けし
 ああ ふるさと
 われらのまち 綾部
2)こだま呼ぶ山峡(さんかい)青 く
 往(い)にし代(よ)の生業(なり わい)の糸
 今もなお営みつぎて
 秋深む紫水ケ丘に
 夢ひらく菊のいろどり
 まどかなる香いただよい
 新生(しんせい)の姿明るく
 生いゆかん久遠(くおん)の命
 ああ ふるさと
 われらのまち 綾部  
  高校3年生の野島さんの前文朗読のあと、市民憲章各項を全員で斉唱
綾部市市民憲章
私たち綾部市民は、丹波の美しい山河と豊かな伝統をもつ、ふるさとを誇りとし、郷土愛に燃え、自然と人間が真に調和する新しい田園都市の実現を目指して、ここに市民憲章を定め、これを守り実行することを誓います。
1.平和をねがい、祈りのあるまちにしよう。
1.自治を高め、心のつながりのあるまちにしよう。
1.教育をたいせつにし、文化のかおりまちにしよう。
1,環境をととのえ、健康のあふれるまちにしよう。
1.産業をおこし、豊かなくらしのあるまちにしよう。
1.計画を定め、輝かしいあしたをひらくまちにしよう
毎年の恒例行事だが、今日は「ユキヒロ平和記念ライブ」が続けてあるので人が多い。歩いてしか登山できないので健康な人ばかりだが、ご高齢の山崎綾部史談会会長などの姿も見える。
元旦とお盆の早朝7時に開催されるこの「
平和祈願祭」は、さしずめ健康のリトマス試験紙だ。例えば顔を見せられない市議会議員さんは次がない  
         
主宰者を代表して四方八洲男綾部市長のあいさつ
日本で最初に「世界連邦平和都市宣言」を行った1号都市の綾部市湯川秀樹博士の世界の平和について、「世界連邦は、昨日の夢。今日の現実である」の言葉を引用して、私達の活動の継続を呼びかけられた
オレンジのユニフォ−ム姿は(社)綾部青年会議所のメンバ−たち。このあとの「ユキヒロ平和記念ライブ」の実行主体   平和の鐘(音叉)を点鐘される川端綾部市議会議長
参加者は全員起立して、世界恒久平和を祈り、3分間の黙祷

綾部市混声コ−ラスの合唱
ふるさとはあやべ♪
1)由良川の鮎が キラリと光る
 季節 彩る松や梅
 数えればいいとこきりがなく
 長い歴史の 何鹿(いかるが)  の里は
 大きな 大きな綾部市になりま した
2)平和の山て 鐘の音 響き
 人のぬくもり生きる町
 みんなで築こう 幸せを
 田畑絶やさない 多難の道を
 とこしえの とこしえの人々よ  ありがとう   
3)憧れ 抱いて 出て行く友よ
 夢に 破れて 迷う時
 忘れないでいて ふるさとを
 かならずイカルが迎えに行くよ
 大空 大空 はばたき 夢を乗 せて
 
ユキヒロ平和記念ライブ  平和への大合唱 故郷より大空へ ♪    
 ステ−ジにユキヒロさんを迎え、ユキヒロ平和記念ライブが始まった。
沖縄出身のシンガ−ソングライタ−。10年間ニ−ニ−ズというユニットを組んで活動を続けていたが、2000年2月に解散。4月よりソロ活動をスタ−ト。2000年5月にソロ初のシングルCD「HEIWAの鐘」をリリ−ス。「沖縄の平和の心を世界に伝えたい」というメッセ−ジを込めた作品である。2000年7月に開催された「九州・沖縄サミット」会場でBGMとして放送され、打ち上げイベントではライブ出演も果たし、大きな反響を得る。また代表作品である「HEIWAの鐘」が音楽の友出版の「教育音楽・中学・高校」に掲載。合唱コンク−ルや吹奏楽部の公演などにも多く取り上げられている。
昨年の(社)綾部青年会議所・創立50周年・認証45周年記念事業「平和への大合唱〜The Greatest Chorus」に続き二度目の綾部でのライブ。沖縄らしいやさしいメロディと力強い歌声が心に響きます。  後援:地球市民の集い実行委員会    
         
折りたたみのベンチも用意されて、ライブをゆっくり聞ける   ギタ−を手に平和の持ち歌を力強く次々と歌い上げていく   小型の楽器に持ち替えての演奏と歌   風で逃げ出した風船をもち、待機する青年会議所メンバ−   手話を組み込んだ歌を披露。会場の聴衆も参加して、ユキヒロさんの指導に従い手話の勉強  
最後にユキヒロさんの歌われるリフレインの部分に歌と手話で参加し、力強い平和の歌声が山上いっぱいに広がった。
声援に応えアンコ−ル曲は「翼をください」を歌われた  
翼をください♪
今 私の願いごとが かなうならば 翼が欲しい
この背中に 鳥のように 白い翼 付けてください
 この大空に 翼をひろげ 飛んで行きたいよ
 悲しみの無い 自由な空へ 翼はためかせ 行きたい  
今 富とか名誉ならば いらないけど 翼が欲しい
子供の頃 夢見たこと 今も同じ 夢見ている
 この大空に 翼をひろげ 飛んで行きたいよ
 悲しみの無い 自由な空へ 翼はためかせ  
この大空に 翼をひろげ 飛んで行きたいよ
悲しみの無い 自由な空へ 翼はためかせ 行きたい
ららららららら〜〜〜
 
         
風船を持つ参加者。カウントダウンが始まり、「ゼロ」で一斉に空へ放つ   風船には「平和へのメッセ−ジ」や願い事を書き込んだ「メモ」が下がっている。
メッセ−ジをのせ1000個の風船が舞い上がる!
故郷より大空へ
届け!綾部市民の平和への願い 世界へ・・  
青空に高く高く風船が上がっていく。
戦争のない平和な世界をつくろう!  
 
主宰者に問い合わせたところ、この風船は「エコ風船」で、メモ用紙など全て、水に溶け、土に帰る、「地球に優しい環境負荷の少ないもの」を使われています。
参考記事:エコ風船の使い方注意