2005 あやべ作業所祭り  準備・祭り・いきさつ

8月27日夕方から、恒例の作業所まつりが行われた。午後1時に準備に行ったが早すぎて、2時集合がかかっていた。   
    2時に準備に集まったボランティアの皆さん。100名以上はおられる。最終的には、売店関係などを含めると、役300名のボランティア協力がある      手分けして、会場の設営万端を整えていく。
会場配置図。ステ−ジ、食べ物の売店、ゲ−ムなどの遊び場、作業所の中も片付けられて、遊び場や、各福祉団体企画の催し場になっている。市内の拡幅し団体を網羅して協賛出店。それぞれの施設からの仲間が集まってくる。地元の自治会、婦人会、学校などの協力もある。福祉関係のお祀り、物部・志賀郷地区の夏祭り的な要素が充分見られる   
全市に配布されたポスタ−・ちらし  
         
夜間照明用の電灯コ−ドをはわせる   電球を取り付け、赤い提灯をぶら下げていく。売り場の看板が吊られていく   放送設備の調整中   脚立とバケツを利用した、舞台照明   スーパーボールすくい、あめつかみ、ヨ−ヨー釣り会場。ゴム風船に水を入れて準備中  
  食べ物の売店も、材料が運び込まれ、世話人が集まってきて準備が始まった。
「焼きそば」「お好み焼き」「うどん」「フランクフルト」「回転焼き」「アイスクリーム」「果物販売」「加工品販売」「カレーライス」「たこやき」
「焼きおにぎり」「焼きイカ」「焼きとり」「ポップコーン」「のみもの」「わたがし」「喫茶コーナー」「自主製品販売」「ポン菓子」の盛りだくさんの模擬店が並ぶ
 
    リハ−サル
●仲間のステージ
 「さあさ、みんなでどっこいしょ(よっちょれ)」を踊ります。
 この踊りは、水無月まつりの綾部よさこいの中でも、踊られていた楽しい踊りです。
 今日は、あやべ作業所・綾部共同作業所・ともの家の仲間たち総勢約30名が、舞台狭しと踊ります。上手でも下手でも関係なく、みんなで一緒に元気に楽しく踊って、押し寄せてくる波も吹き飛ばしていきたいと思います。皆さんも一緒に踊りましょう!  
市民の皆様から提供いただいた、福ありバザ−ルの品物を広げる  
    ここで、いきなり「カボチャ」
一個50円なり。残さずに売れてくれよ!
実は、余り売れなかった。大半が残ってしまった。
まっ、いいか、給食の先生がカボチャ料理に使われるってもんだ?   
  こちらは、「ネギ苗」、一束50円なり。関係の農家の提供か。町で買えば300円以上はするよ。これは開場そこそこに直ちに完売してしまった   
車いすの仲間も一緒になって、気合いの入ったリハ−サル風景。夜の本番が楽しみだ  
ゆぐ夏のひとときを どうかごゆっくり  第16回作業所まつり実行委員会 実行委員長 村上治男
 みなさん、本日は、第16回作業所まつりへご来場いただきまして、誠にありがとうございます。心より御礼を申し上げます。
 現在、あやべ・共同作業所グループには、5事業所、延べ112名の仲間が在籍し、作業をはじめ、様々な活動に取り組んでいます。これは、ひとえに市民の皆様の温かいご支援、ご協力の賜物と、仲間・職員・家族・関係者一同、衷心より厚く御礼を申し上げます。どうか今後とも、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 さて今夜は、ご来場の皆様に楽しんでいただけますようにと、ステージ・模擬店・各コーナーとも工夫を凝らし、皆様をお迎え致しております。
 どうか、夏休み最後の週末、障害のある人もない人も、子どもも大人も、ゆく夏のひとときをごゆっくり、お楽しみ下さい。  
         
西部グランドの駐車場の準備もよし。子供サッカ−の練習も終わった様子    ずらりと張られたテントで準備作業が活況をおびる  「ウドン」の準備中 「オコノミヤキ」準備中   「ヤキソバ」準備中  
 それぞれの売店に「釣り銭」の配布。「おつり」がきっちり用意され、手提げボックスに入れて各売り場の人に渡される。売上金は全てこの作業所祭り(綾部の作業所を育てる会)に集められ、必要経費を払い戻して、残金が積み立てられる。
積み立てられた資金から、参加の作業所グループの活動に助成金が贈られ、市民の皆様の善意が生かされる。
「綾部の作業所を育てる会」は、年会費1000円で各自治会回覧などで募集、この会場でも受け付けている。評議員には各自治会長などが就任されている    
         
「チラシズシ」など販売  受付にて、車いす障害者の登録中。福引きに記名し、ビンゴゲームのカードをもらう    中学生の登録中   売店にも人が増えてきた  
   ●何北中学校プラスバンド
 皆さんこんにちは。何北中学校のブラスバンド部です。昨年に引き続き、今年も呼んで頂き、ありがとうございました。部員一同、演奏の機会が増えたことを大変喜んでいます。
 さて、今年は部員が11名となり、昨年より3名減り、パートに1名という楽器も増えました。そのため、より一人ひとりの音量や音色が重要となります。3年生の部長を中心に、充実した練習をし、がんばっています。
 今日は、3曲演奏します。精一杯演奏しますので、どうぞ、ごゆっくりお楽しみ下さい。     
 
どんどん増えている。食べ物を求める人も・・   河北中学校プラスバンド代表のあいさつ
         
車いすの仲間も飲み物を買いに 大勢になり席も埋まってきた   仲間の代表あいさつ。あやべ作業所、綾部共同作業所、社会復帰作業所(友の家)    どんどん人が増えてきた
ステージ・パフォーマンス
5:00 作業所まつりスタート!(花火)
5:05 何北中学校ブラスバンド
5:25 実行委員長あいさつ
5:30 仲間のあいさつ
5:40 ものべひよこ合唱団
5:55 模擬店・コーナー紹介
6:00 手話歌 あやべ手話サークル「あやとり」
6:10 ビンゴゲーム
6:30 太鼓演奏 しだら&こしだら
6;50 仲間のステージ おどり
7:10 福引き1回目 (6〜4等)
7:30 地域戦隊 キミレンジャーショー
8:00 副実行委員長あいさつ
8:05 福引き2回目 (3〜1等)
8:30 終了   
中学生のブラスバンドも終わり家族と団らん指揮の先生も熱が入っている    ●ものべひよこ合唱団
 こんにちは。ものべひよこ合唱団です。
 私たちは物部小学生10名、豊里小学生2名の合計12名で活動しています。毎週土曜日午前9時から10時30分まで、
下市公民館において3名の先生方の指導の下、練習をしたり夏休みには合宿をしながら団員の輪を深めると共に明るくきれいな歌声をより多くの方に聴いて頂きたいという思いを込めてがんばっています。

 12名という少ない合唱団ですが、団結力もあり、とても仲がよくで、今日は元気で明るい歌声をお聴かせできるのではと思っています。どうかよろしくお願いします  
         
ステ−ジでは、司会者が催しコ−ナ−から「風船で花や動物など創り出す」女性を呼んで実演中。キリン、ウサギなど創り出す。器用なものだ。出来た風船は、観客席の希望者に貰われていく  だんだん増えてきた  食事中の観客 模擬店前に集まる人々   少し暗くなってきた  
●あやべ手話サークル「あやとり」 皆さんこんにちは。綾部手話サークルあやとりです。
 あやとりは、一本の糸がつながってできています。そのあやとりのように、皆さんが一つになって、差別のない社会をつくっていきたいと願っています。
 おまつりも16回目となり、今では綾部市民の中にすっかり定着してきたことを大変嬉しく思っています。作業所まつりには、毎回参加させて頂き、仲間の皆さんと一緒に楽しませて頂いています。今年も手話歌で、ステージに立たせて頂けることを嬉しく思っています。一生懸命舞台を努めさせて頂きます。皆さんも一緒に大きな声で歌って下さい。おまつりを通して今後とも、より多くの市民の皆さんとの交流が広がることを願っています。    あやべ手話サークル「あやとり」の手話ダンス。
このあと司会者から、「お早う」「今日は」「また会いましょう」の手話を、手話サークルの人に聞き、会場参加者が覚えた   
         
 会場風景 スーパーボールすくいの子供達  賑わう模擬店。少し暗くなってきた   ぎっしり詰まってきた  
  ●太鼓演奏 しだら&こしだら
 しだらジュニアの「こしだら」は、現在メンバーは8名で結成してから1年4ヵ月。大人よりめきめきと上達が見られる子どもたちの演奏から、どうぞお楽しみ下さい
   2002年結成で現在メンバーは20名。下は中学生から上は50歳代までの幅広い年齢層で、太鼓好きの集まりです。
 「しだら」とは、常に一定のリズムを刻む太鼓の地打ちのことを言います。基本で地味だけど、一番重要になってくるその地打ちを大切にしていこうという思いから名付けています
太鼓に夢中になるにつれて、どうしても自分たちの太鼓が欲しいという思いが募り、昨年から皆でお米作りをしています。皆で田んぼに入り、除草をし、完全無農薬米“しだら米”を作って資金にし、今年ようやく念願の太鼓を手に入れました
 
  ●仲間のステージ
 「さあさ、みんなでどっこいしょ(よっちょれ)」を踊ります。
 この踊りは、水無月まつりの綾部よさこいの中でも、踊られていた楽しい踊りです。
 今日は、あやべ作業所・綾部共同作業所・ともの家の仲間たち総勢約30名が、舞台狭しと踊ります。
 上手でも下手でも関係なく、みんなで一緒に元気に楽しく踊って、
押し寄せてくる波も吹き飛ばしていきたいと思います。皆さんも一緒に踊りましょう!
 
  昼間の練習でも気合いが入っていたが、これは本番。全員たすきを掛けて、両手で音の出る鳴子をふり、最前列に並ぶ車いすの仲間も一緒に元気一杯、舞台を盛り上げた。  司会者が来年はとの問いに、この踊りが大変気に入ってるので来年も踊りたいと返事されていた。綾部のあちこちで披露されて有名になってきている
         
綿菓子50円。子供たちで賑わっていた。やっと一段落ついて、ほっとしたところ   提灯電灯の下で、醤油など自主製品の販売中 風船が一杯の「風船ル−ム」で遊ぶ、ちびっ子たち。
作業所の中の食堂や作業室をかたづけて、遊び場などが設けられている
風船で色々な形を作っていく。子供たちが取り囲んでいる。楽しそうだ。
「風船ル−ム」を半分に仕切って使っている。
隣の作業場では、「子供列車」が走っている  
こちらは「射的」。並べられたグッズに弾をあてる。
「じゃんけん・ゲ−ム」、「よせがき・コ−ナ」、「パタ−・ゴルフ」もある。
外には「フライング・ディスク」、「ストラック・アウト」もあり、大きな子供たちが遊んでいる
     ●地域戦隊キミレンジャー
 はじめまして、「チームKIMI」と申します。CKR 地域戦隊キミレンジャー彼らの任務は吉美に侵入した宇宙の犯罪者たちと戦い、吉美の平和と安全を守り、子ども達に夢と希望を与える事です。
本日は、作業所まつりをメチャクチャにしようと、ブラックデビルが現れるという情報をキャッチしました。第16回を迎える作業所まつりを守る為にやってきました。綾部の西部地区には、初めてのデビューとなりますが、皆様方のご声援をお願い致します

 色とりどりに並んだ、キミ・レンジャ−。中央のレンジャ−の持つ光線パズカ−砲?の威力は凄そうだ。ヒ、ヒ、ヒ、ヒと不気味な声を上げて、蝙蝠のように飛び回り、子供たちを怖がらせて(面白がらせて)悪役たちも頑張っていたが、写真を撮りそこねた
「水中コイン落とし」、水槽に沈められた器に、外からコインを落として入れる   視覚障害者協会の「展示販売コーナー」  
     フィナ−レは、福引き。6〜4等までは、すでに終了している。名前を呼ばれた人が一定時間不在(帰ってしまっている)の場合は、引き直される。
ここでは、残った3〜1等の賞品が引かれ、指名したキミ・レンジャ−に渡して貰う。紅一点の女性レンジャ−がもてもて。
一等賞は、司会者の機転で不公平のないように、全員のキミ・レンジャ−が手を添えて渡す。

作業所の職員や役員関係者は、終了後に後片付け。ゴミ箱、たばこの吸い殻、いす、テ−ブル、電灯線、電球・・・をかたづける。テントだけは建てたまま残す。全て終了してから解散   
ショ−の最後は、子供たちと握手の交換会   キミ・レンジャ−のDVDが売ってある。(自主製品コ−ナ−)  
私が福祉法人、あやべ作業所に関わったいきさつ
「恐いから、判らないから、難しいから、面白い。」私記からです。
例会スピ−チ 1999年2月19日 ゲスト:上原渥美綾部市教育長 「教育の現況について」

私が福祉法人、あやべ作業所に関わったいきさつ
もう4年前になりますが、私が社会奉仕委員長の時に、あやべ作業所・共同作業所で例会を持ち、当クラブの例会出席ワ−スト記録をつくたことがあります。 「作業所参観とグランド・ゴルフ交歓会」を計画し、ロ−タ−・アクトにも手伝っていただいて、車椅子などの障害者をエスコ−トして、グランド・ゴルフをプレ−しました。大島功会員が、ずっと車椅子をおし世話をされていた、辛そうに見えた女性が入賞され、白い歯を見せてうれしそうに笑っていられたのが印象的でした。事業としては成功で、障害をもつ仲間に喜んでもらえ、地区の社会奉仕、環境保全委員長会議の両方で報告するなど、地区からも注目をいただきました。

私と作業所のつきあいは古く、綾部RC会員だった、渡邊泰人氏のご依頼によるもので、そのいきさつを話します。
 四方八洲男氏が綾部に帰られ、幼稚園のPTA会長をされた時に、ねむのき学園を主宰していた宮城まり子さんをゲストに迎え、講演会をやりました。綾小PTAも共催で、私は当時4年生の学年委員長で協力しました。宮城まり子さんは、共同作業所の設立に使って下さいと、多額の講演料を全部寄付されました。

 翌年、綾小PTA会長に四方八洲男氏がなられ、障害児教育推進部会を設立して年度を終わられました。私が会長として、障害児部会の初年度を計画することとなり、スキ−・ツアのバスで一緒した渡邊泰人氏に、どんな活動をすればよいのか教えを乞いました。丁度中丹養護学校設立の動きがある中で、あまり重度でない障害者施設を見学し、子供の目線まで腰を低くして、障害児の子供達と遊びなさいと教わりました。

 向日町の養護学校を、また市の連P会長も兼務しましたので、連Pでは精華町の養護学校の見学を計画し、多くの参加をいただいて実施できました。

狭くなった綾部共同作業所の建設と法人化を目指して、準備委員会が設置されることとなり、委員長の渡邊泰人氏の来社を受け、委員の就任を依頼されました。初委員会に出席しましたが、病気で渡邊泰人氏は欠席され、2回目の委員会も欠席されたまま故人となられてしまいました。私は故人の意志を伺ったままで、一度もその後話すこともなく、人からものを頼まれる最後の機会に立ち会えたのだと、厳粛に受けとめている次第です。

現在は、作業所の監事をしていますが、福祉法人も今日では、監査報告に加え、監事意見書を独自に京都府等の監督官庁へ提出を要請される時代となりました。

 追記:その時の綾小PTAのスタッフは、この初代障害部長に現市民新聞記者の塩見洋子、同和部長は、現市会議長の鹿子木旦夫、ひこばえ部長は、たんたん文庫お話のおばさんの小谷小夜子、企画委員長は、現商工会議所専務理事の梅原陽介、副会長は、コ−ラスすみれで活躍されている上田初美(いずれも敬称略)などのメンバ−で素晴らしい出会がありました。

 高校三原則で厳しかった、京都の教育行政が変わり、綾高に2、3類の課程ができるのをきっかけに、第2体育館の設置陳情に藤原校長と京都府庁に行きました。
 知事選に出馬される直前の荒巻禎一副知事にお出会いでき、府教委より北部教育振興の施設として府議会に上程されれば、確実とのご返事をいただきました。
 四方八洲男氏が綾高PTA会長の時に体育館が竣工しました。綾中創立50周年の同窓会実行委員会でも、本部委員として、四方八洲男同窓会長に協力しました。