2006 大原神社 懐妊祈願初詣参拝

   親馬鹿の極致かもと思いながら、末娘夫婦の懐妊を祈願するために、肋骨骨折5本の傷みに耐えながらの家内を乗せて、R173質山トンネル向こうの三和町大原村の大原神社(安産祈願で知られる)まで足を延ばし参拝してきた。長女、次女とも、この神社に安産祈願を懸け、合わせて男子四人をもうけている。田野町の松寿苑に母の見舞いもかねてで、丁度一山向こうに当たる。 神社の横の急すぎるぐらいの坂を登ると駐車場がある。初詣の参拝者で賑わっていた。若い夫婦連れ、赤ちゃんを抱いた夫婦(お礼参り)も見られる   
         
大原神社大鳥居 本殿   大原神社本殿   一寸した雨模様の参拝   参拝風景   今年は戌年である。大きな犬の夫婦の石像が置かれていた。犬は多産・安産の象徴かも
安産祈願には受付で申し出ると、祭殿に上がり宮司の祈祷を受ける。帯などの安産のお下がりをいただく。両親の同行参拝も歓迎される。 今回は参拝だけにした。家内はお神籤を引き、大吉だとおお喜びしていた。  
         
大原神社拝殿の欄間の彫り物   大原神社本殿(向かって左面)   火防の社 火之神神社   大原の大杉 樹齢:約700年、幹周:8m   七社 五社  
七社
祇園社:素戔嗚尊(すさのおのみこと)
木神社:久々能知命(くくのちのみこと)
若宮:若宮比売命(わかみやひめのみこと)
八幡宮:譽田別命(ほんだわけのみこと)
そう神社:宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)
?山媛社:植山比売命(はにやまひめのみこと) 
五社
恵比須神社:事代主命(ことしろぬしのみこと)
玉政権現:磐筒男神・磐筒女神(いわづつおのかみ・めのかみ)
大河大明神:?象女神(みづはのめのみこと)
稲荷大明神:倉稲魂大神(くらいねみなのおおかみ)
牛王神社:小童命(おわらべのみこと
飛瀧峯社(ひろうほうしゃ) 祭神:鮭魚化神(さけのけしん)
大原神社、此の池に御遷座の時、此の山裾を流れる水門(みなも)の淵に鮭魚浮び出て、吾此の水底に住みて、此の山を守ること数千年、此の山嶺に白和幣(にぎて)青和幣ありて、常に光を放つ。実に大神の鎮まり給うべき霊地なりと申し、此の地に悪しき事あるときは、鱒現れ、又、不浄のことあれば、鮭魚浮かび出る伝え、齋き祀りて飛瀧峯明神と号す。 関連:綾部に伝わる杵の宮伝説     
大原の産屋
帰りの車中で家内と「誰か地元の勇気のある女性が実際に、この産屋で出産されれば、凄い村おこしきじになるのだが」と話した。今時の日本では自宅出産も恐らく行われないのでは、ホテルのような整った産院で、至れり尽くせりの出産が当たり前。
でも一昔前はこの産屋での出産があったから、産屋が残っているのでは?勿論、衛生上の万全の対策をきちんとやり、救急車や医者にも待機して貰っての「産屋出産」である。全国の報道機関が取材に集まり、世紀の出産報道が行われるのは間違いがない。ジャングルのアマゾン、南洋諸島ならいまでも産屋出産があるのでは。
生まれた子供は、すえながく大原の宝、申し子として人望を担って成長するであろうし・・・と馬鹿な話しをしている内に池に帰り着いた。
全国に産屋はたくさんある。何処かで産屋出産の勇気ある女性があったのかも・・と思う    
         
大原村落を流れる川の右岸の平地に産屋がある(R123に挟まれた平地の川側)。左手奧に大原神社の巨木が聳えている。その付近一帯の高台が大原神社境内   大原神社絵馬堂   絵馬堂の中の絵馬の一枚。
三和町指定有形文化財
大原神社絵馬35点
慶長四年(1599)
奉納の神馬図2面をはじめ、生業図、風景図、句額、弓術額などがある。三和町教育委員会  
京都府指定文化財
大原神社 末社 水門神社本殿(江戸時代)京都府教育委員会