2008 こどもの日は4人の孫と上林川でBBQ・君王山オオトチ・光明寺二王門散策
![]() バ−ベキュ−用の多種の牛肉、バラ肉、骨付きカルピ、ホルモン、ソ−セ−ジ、ホタテなどの魚介類、ジャガイモ、なす、ニンジン、タマネギ、キャベツなど野菜類、焼き肉のたれなど一式を買い込んだ。焼きおにぎりを買おうと探したが、売り場が判らず店員に聞いて回った。袋入りの三角形の焼きおにぎりは、冷凍食品売り場にあったが高いのでパス。イカも冷凍ゲソが置いてあったがパスして他のス−パ−で買った。 いつもは材料の仕入れなど人任せで、食べるだけなので売り場や食品が初めての経験であった。(テニスなどでも割り勘で良くバベ−キュ−をするが準備は人任せ) GWは好天気が続いたが5日は少しくずれて曇り空。午後まで持つかどうか・・。今日の1日の行楽は、「天然記念物の君王山オオトチ」見学、「光明寺二王門レ−ス:コ−ス下見」のハイキング、「あやべ温泉:二王の湯」を予定した。 予約を申し入れた君王山キャンプ場は、専用予約が入り全面的に使えないとのこと。子供を乗せて先発隊が上林に出発。上林川に網を仕掛けてからバ−ベキュ−の場所探し。雨を考慮して橋の下・・。良い場所が見つかったと携帯で連絡が入り、食料、キャンプ道具一式を積み込んだ車3台に分乗して出かける。 写真:上林川の橋の下、河原でバ−ベキュ−を楽しむ |
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![]() 福井県若狭との境界に水源を発し、奧上林の水を集めて流れる下る川である。上流の奧上林には、限界集落と云われる「水源の里」がある。子供たちとバーベキューをしたこの河原は、見晴らしが良く「大栗」「上津灰」などの山々が遠くに見える。下流には「蟻ケ峰」「木住み峠」「△男子」などの山が見える。 本流がある対岸近くは、かなりの水量だが、手前の河原は浅く膝下程度で子供でも楽に遊べる深さだ。 |
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「大栗」方面の山が見える。谷が一つ流れ込んでいる | 由良川の支流、上林川 対岸の本流 |
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下流も対岸側は、膝下より深いので歩いては渡れない | 下流の風景 | 子供たちは「川遊び」が大好き。持ってきた網で魚とり。 小さな魚や。透き通ったエビを掬っていた。川底の土砂ごとすくい、選り分けて獲物を見つけていた |
親がついているので安心 | 熱心に魚をすくっている |
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こちらは糸に餌を付けて川に投げ込んでいる | 川に投げ込むポ−ズがなかなかいい | |||
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![]() ![]() ドクロの帆をつけ、黒塗りの船体で、川波を立てて滑っていく スクリュウが2ヶついたラジコン・シップ。プラモデル ドクロの帆をつけ、黒塗りの船体で、川波を立て、水面に映りながら滑っていく |
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早速、ラジコン操作で代わる代わる船を走らせて遊ぶ子供たち | ||||
![]() ![]() 橋の下には、つばめの巣があり、かなり大きな雛を育てている。 餌を運んできて子ツバメに口移しで食べさせている。巣立ちも近いかも・・♪ |
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上にかかる橋を少し離れて撮る。結構大きな橋である。車は舗装道路を2車線が走る | ||||
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今度は子供たちが4人集まって何処かへ向かう様子。土手を上がり付近の探検に出かける様子だ ここに来る前に、この川の下流に網を仕掛けたのを見せに行く様子。(1人の子供は後の車で参加) |
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上林川の堤防から降りてくる道路 | 川上方面 | 上林川が流れてくる川上を撮る | ||
![]() 突っ立ってバケツなど道具をもち、地面に置いた説明書を読んでいる。何が出来るのだろう? |
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バーベキューの準備。乗ってきた車四台から飲料水・洗い水、食品、テ−ブル、バーベキュー用具、飯盒など一式を下ろし広げる。 野菜を洗い、刻み始める。私はジャガイモの皮むきを手伝った。 クーラーから肉などを取り出す | ||||
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グリ石でC字型に築いた「かまど」に鉄棒を渡し、飯盒をつるして火を燃やしている。親子が語らいながら「飯盒炊飯 」。子供もしっかり火の番をしている。火が燃えるのが面白い今どきの子供たち | 始めチョロチョロ、中パッパ。赤子泣くとも、フタとるな! | 煙が目にしみる | 親子の語らい中 | |
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子供が楽しそうに「お米を磨ぐ」お手伝い | ||||
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御飯も炊け、肉も焼けてバーベキューが始まった。ソーセージやホタテ貝、イカ、野菜など炭火焼きで出来上がり次第、どんどん食べられていく | 子供たちの食事も一段落して、奥様たちの食事タイム | フライパンでも肉を焼いている | バーナーも大活躍 | かまどでは、食後のコーヒ用にお湯を沸かしている。食後のコーヒも美味しかった |
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手元に船を寄せる | 船に水が入るので、時々引き揚げて水出しをする | |||
![]() 遊びに興じる内にラジコン操作を一時忘れ、船は対岸近くの本流に乗り入れた。早い流れでこちらの緩水域に戻れない。 仕方なく対岸の岸辺の方に舵を切り接岸させる。子供とは云え慣れたものだ。 対岸まで石づたいに歩いて渡れそうで、膝上まで水を被らずには渡れない。 危険を冒すよりはと、頭上の橋を歩いてわたり、対岸の斜面を下りて船を回収した |
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回収した船を持って戻ってくる | ||||
![]() 来た時よりも綺麗に!が、常にどんな行動にも要求される最重要な基準。 後から来る人が最良の自然を楽しめること。「上林川を美しくする会」もあるがその運動の趣旨もこの一点に尽きると思う |
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![]() 綾部市の青少年育成連絡協議会主催、青年会議所など諸団体が手伝っていた君王山ジャンボリーは毎年7月末〜8月初旬に全市の小学6年生が対象で行われる |
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テントも張られている | ||||
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君王山林道をキャンプ場からしばらく行くと、天然記念物「オオトチ」に通じる山道がある。車は通行禁止。横に「京都府造林公社 君王山事業団地」の大きな看板が立っている。 | 林道から谷向こうの山塊になる弥仙山(664m)が見える。綾部市−舞鶴市の堺に立つ三角峰の霊山である。 「弥仙山が見える間は、綾部は雨が降らない」の言葉がある。朝から下り坂の天気で雨の心配をして、橋の下でのバーベキューだったが、今しばらくは天気が持ちそうである |
車4台を「オオトチ」林道口に駐車して林道をあるく。子供たちが元気に先行している。 切り株に乗って・・おどける |
林道は営林中なので分岐して他の方向にも走っている。多少の高低があり直進する | 親たちは後ろから |
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大トチの木の方向指示が立っている。広い林道もここで終点。ここからは左に狭い山道を下っていく | 樹木の中を山道を下る。少し急な場所にはロープが張られている。かなりの下りを歩く | 「オオトチ」の手前にある大きな樹木「カツラ」に到着。オオトチはすぐそこである | オオトチの根本に立つ子供 | 天然記念物:君王山のオオトチの木 京都府の巨木・古木・銘木リストNo.1 木の根本の空洞に入りかけている子供がいます |
君尾山のトチノキ 京都府指定文化財 【天然記念物】(睦寄町)![]() 君尾山(標高582m)は綾部市の東北端部に位置し、山麓西北辺は舞鶴市と境を接し、東北方は養老山(標高871m)など丹波山地を構成する山々に連なっている。また、君尾山はかつて修験道場として山上山麓に多数の坊舎をかまえた丹波地方屈指の古刹光明寺が所在することでも知られている。君尾山一帯は、杉を主体とする植林が進んでいるが、光明寺境内の山林を中心として、ミズナラやイヌブナなどが優占する落葉広葉樹が残存している。 地元の通称で「大トチ」と呼ばれているトチノキは、君尾山の山頂から西南方約1kmの西南向き谷筋斜面の中腹(標高400m)に位置している。 主幹は空洞化しているが、西南方向にほぼ水平に張り出した最大の側幹をはじめ、他の数本の大枝には豊富な葉量が保たれ、樹勢は安定している。このトチノキの周囲の山腹は、イヌブナ・アカシデ・タカノツメ・リョウブなど広葉樹が散在し、多数の株立をもつ根まわり5.2mを測るカツラの大木なども目を引く。 国が指定する天然記念物のトチノキにも匹敵する規模の老樹であり、府内では最大のトチノキとして、その価値は高い。(綾部市資料館から引用) |
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巨木に大きな空洞が口を開けている | 空洞の前でポーズ。シェー♪ | 空洞の中には土が積もり苔や草が生えている | 苔生した樹皮が2000年の樹齢をものがたる | 生きている、しっかりと堅そうな樹皮。厚みはそれほどもない。 手のひらでなぜ、2000年の年月を肌で実感する |
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天然記念物:君王山のオオトチを見て帰りの山道を駆け上がってくる。子供は元気だ。 | 親と一緒に登る | 大トチの木に降りる山道から林道に出てくる | ||
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君王山林道に出て周辺の山々を展望 | 展望を見ながら一休み | 林道を駐車したところまで引き返す | ||
君王山光明寺![]() 現在の本堂は寺の記録によると江戸時代末期の天保7年(1836)頃に再建に着手され、同11年(1840)に堂供養が行われた。縁の擬宝珠には天保15年(1844)の銘がある。彫物師は当地域に多くの作品がある中井正貞で、老齢に達したためか後継者の名がみられるのが興味をひく。 本堂平面は明らかに中世密教本堂の伝統を受け継いだ形式である。内陣は四天柱の上に出組※(デグミ)をおき小組格天井とし、外陣などの入側に三斗※(ミツド)により鏡天井を受けるなど、復古的な手法がみられる。しかし、天井形式や梁組が簡略化され、結界が開放的になるなど、明るく穏やかな雰囲気をもっており、近世的な建築空間となっている。外観は全体に古めかしく、台輪や蟇股、向拝※(ゴハイ)装飾に近世らしい装飾がみられるにすぎない。再建当初と較べ外陣の床・後陣の脇壇・屋根葺材が変更されているが、全体としてはよく保存されている。 丹波丹後の真言宗本堂のうちでは屈指の規模をもち、最も復古的といえる。中世密教本堂の形式を受け継ぎながらも、近世的特色を所々に見せる大型の密教仏堂として、価値が高い |
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![]() 本堂右側に置かれている石造のものである。基礎四面とも輪郭をまき、格狭間※(コウザマ)を入れて開花蓮をもりあげ、上部の反花・笠の隅飾り等細部にわたるまでていねいな手法で仕あげた完形品である。無銘であるが南北朝時代の優品である。(綾部市資料館) |
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薬師堂 | 鐘楼 | 400年前の鐘 | ||
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参道横はシャガの花が一面に咲き乱れていた | 5月GWと云うのにまだボタン桜が花盛りだった | |||
![]() 一方、君王山林道から庫裡横の駐車場に入ると「二王門」は下に降りることとなる |
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八拾八地蔵 | 石塔 | |||
国宝 光明寺二王門 鎌倉時代(宝治2年=1248) 三間一戸、二重門、入母屋造、栩葺![]() 平面は、三間一戸で、両脇に二王像を祀る。後方の間に安置するのは地域色で、前方の間を板張りにして拝堂にしたとも言われ、仁王信仰の盛んであったことを示している。上層は和様高欄のうちに軸部がある。木組みはやや繊細で意匠的に格別注意を払った。屋根は上下とも栩葺なのは珍しい。府下の古建築では極く稀である。斗?※(トキョウ)は上・下層とも三手先組で尾垂木を付している例は少ない。 室町時代以降、禅宗の大寺院に多く見られる三門は禅宗様※(ゼンシュウヨウ)(唐様)系統である。また、二重門の多くは、一階の屋根がない縁だけの楼門構造である。全体的に見て中世の数少ない和様系の二重門であることや栩葺の珍しい屋根などに価値があり、全体の姿も優れている。(綾部市資料館より) |
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![]() 金剛力士二王の像を安ず、右を那羅延王(ならえんのう)といひ、左を密迹王(みつしやくおう)とよぶ、陰陽阿吽(あうん)の相を現し、強勢の威を振て六境の悪魔を降伏し、守一不適の性を守り、仏法に入べき初門を表したる教へなりと聞けり 普通、口を開けた阿形(あぎよう)と、口を閉じた吽形(うんぎよう)に作られ、一方を「密迹(みつしやく)金剛」、他方を「那羅延(ならえん)金剛」と分けるなど諸説があります。 ともに勇猛・威嚇の相をとり、「仁王尊」とか「執金剛神」(しゅこんごうじん)と |
![]() ならえんこんごう【那羅延金剛】大力をもつ神。 密迹(みつしやく)金剛とともに、仁王として寺門を守る金剛力士。那羅延天。力士。 ならえん 【那羅延】 〔梵 Nryaa〕仏教の守護神の一。大力を有し、梵天または毘紐(びちゆう)天と同体とされる。那羅延金剛と混同されることがある。勝力。那羅延天。 少し下にある「あやべ温泉」には、「ならえんの湯」「みっしゃくの湯」と名付けた「二王の湯」があります。ドライ・サウナとミスト・サウナになっています |
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国宝:二王門をバックに家族で記念写真を撮る | ||||
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参道の石段を下りると小さなお堂がある | 石段の参道横に建つお堂 子供たちや家内は、ここから歩いて石段を下り、あやべ温泉「二王の湯」まで約4Kmの車道をハイキングした。、「光明寺二王門レ−ス」コ−ス下見を兼ねての計画 |
君王山光明寺の高台から上林の市境の山々、上林谷を眺望する | これから行く、あやべ温泉・二王の湯が見える。子供たちは歩いて出かけた。 | 上林谷の眺望 |
車で1人綾部温泉に先着。歩いてくる子ども達を待つ。なかなか来ないので先に温泉に入った |